PM1時ごろ
今は喫茶店にいます。
今日喫茶店へ入るのはこれが2度目。
最初は岡崎公園のすぐそば.
8時20分ごろ入ったので、モーニングサービスがついた.
そこから家とユースホステルへ電話した.
今日はユースホステルで泊まる予定。
浜名湖ユースホステルです。
3日連チャンで野宿すると死ぬのではないかという危惧から、
ユースホステルで泊まろうということになったのです。
今こうしてダイアリーを書いていても、
なんとなく思考力の変調をきたしていることがよくわかります。
とにかくこの二日間まともに寝ていないのです。
今日こそはしっかり寝ようと思ってます。
本当にこの季節にスリーピングバックで寝る事はまさに地獄である。
昨日は宿泊地であるY小学校の体育館で盆踊りの練習があったため、
踊り好きの僕としてはいてもたってもいられなくなり、
野宿中と言うことも忘れて、
道具その他一式をそのままにしておいて
体育館にかけて行ったのでありました。
8時半からたった30分の間で2曲しか踊れなかったけど、
とても楽しいのでありました。
タケチャンマン音頭なんか踊ってね。
その夜も寝るのは地獄でした。
まさにサウナ地獄。
電車が通るのが聞こえない位まで我慢して寝ていたので、
まぁ3時間位スリーピングバックの中にいたでしょうか。
その前日も夜中あの中に我慢して寝てたので、
今日も頑張って我慢して寝ようと思ったんですが、
次から次へと吹き出る汗を我慢できず
とうとうスリーピングバックの中から出たのでありました。
シャツもパンツもベタベタ。
さて出たはいいがこれからどうしたものかと迷いましたが、
そのまま何もかけずジャージを着て寝ることにしました。
やっぱり夏なんですね、
それでちょうどいいんです。
まぁこれで少しは楽になったかと思いましたが、
蚊のやつが靴下の上から刺すんです。
もう痒いこと痒いこと。
たまったもんではありません。
そんなもんでそれからもあんまり眠れず、
まだ夜は明けていなかったんですが起きました。
学校の時計を見た見たら3時15分位でした。
ちょっと早いかなと思ったけど起きてヨガりました。
食事の支度の途中で雨がパラパラ降ってきたので焦りましたが、すぐ止みました。
あの時は慌てて移動の準備を始めたのですが、
すぐ止んで本当によかった。
あのままザッーと降られたらどうしようもなかったなぁ。
梅雨のまだ明けきっていないこの季節、
やっぱり野宿は屋根のあるところが良いと思いました。
とにかくいつ天気が変わるのか分からないんです。
今日も曇っていながらもお月さんお星さんが見えたんですよ。
さて喫茶店は利用の仕方によってはとても有効なものです。
今は休憩がてらこうして書いているわけですが、
漫画も新聞を読めるし、
特に私のような浮浪者にとっては情報が手に入る場所になるのです。
冷たい水も飲める。
考えようによってはコーヒー代250円も安いものである。
さてこれから電車に乗って浜名湖まで行くのでありますか、
今日はすごい出費である。
ではここに今のところの予定を書こうと思う。
PM2時35分
美合から名道に乗り今豊橋に来ています。
初めは本宿から電車に乗ろうと思っていたのですが、
さっきの喫茶店を1時40分ごろ出たので
まぁここから乗ってしまえと乗りました。
しかし乗ってみてわかったのですが、
美合から本宿まではかなりの距離がありました。
やっぱり美合から乗ったのは正解だったのでしょう。
さっきのお金の計算に電車代を入れるとれることをすっかり忘れていました。
ちなみに美合から新居町までは610円でした。
国鉄の自販機は500円札が使えないので、
有人窓口へ入って買おうと思ったのですが、
友人窓口のガラスには自販機区間内は売らないようなことが書いてあったので、
こりゃ困ったなぁ(その時僕は500円札を手にしていたのであった)
ウロウロしたが結局札を崩すことにして牛乳を飲んだ。
だから上記の金額に70円を加えなければなりません。
ところでPM2時半に名鉄からウロウロ牛乳など飲んで切符を買っているうちに
2時26分発の電車は行ってしまったのでありました。
それでもって今は15時26分発の電車に乗るため
1時間目のホームで待ってる。
こうして座っているだけでもどっと疲れが押し寄せてくる。
今日の日暮れは1人で寂しい気分を味わう事はないだろう。
しかし別の寂しさが押し寄せてくるかもしれない。
前者を絶対的孤独感、後者を相対的孤独というらしい。
人は相対的孤独には耐えられても
絶対的孤独には耐えられるものではないと
幻魔大戦には書いてありました。
それにしても電車に乗ると出費がかさみますなぁ。
後で宿について最終的に計算すればわかると思うが、
本日の支出計は4000円を超す模様。
さぁ大変だ。
今までちびって来た分を今日一気に使っていると言う感じだ。
さてこうしていても疲れてくるのでございますが、
とにかく横になって寝たい。
できることなら畳で寝たい。
しかし今日泊まる浜名湖ユースホステルは
会員さんでないと泊まらせていただけないそうなので、
ちょっとあの恐怖の2段ベッドだね。
8人ぐらい1部屋に押し込められて。
この前のユースホステルじゃないけど
グループの中に私1人別のだったらどないしよう。
また夜遅くまでやられたらかなわんな。
たまにそーゆー礼儀知らずの人間がいるんですよ。
でも今日までの2泊のことを思えばそんなこと関係ないか。
でもきっと8人部屋の2段ベットだろうなぁ。
何しろユースなんだから。
それにしてもあったかいね。
そうそう名鉄の電車の中で考えていたんだけど、
明日からの日程どうしましょうか。
今日までは比較的安全な場所に泊めさせていただくことができたが、
とにかく野宿というのは当たり外れがあるからな。
別に野宿だけではありませんが。
そんでもっていろいろ考えたんだけど、
小学校に泊まるのはなかなか良いと思う。
とにかく水道があるのとないのとではえらい差があるからなぁ。
そんでもって地元の人に「この辺に小学校ありませんか」って
聞いてみたらいいんではないかと思った。
しかし聞かれた人は変に思うだろうな「小学校ありませんか」なんて。
それにしてもこうしてウタウタ書いてはみたものの、
まだ20分もあったりして。
何も買い物しないけどちょっと売店を覗いてこようかな。
なんて売店には夢がある。
PM10時過ぎ
浜名湖YHの、やっぱり2段ベッドの上段にて。
ここについてとにかくお金をたくさん使いました。
まず自炊用の椎茸。
今日はしいたけご飯にしたんです。
おいしかった。
その椎茸が120円。
ちょっと今計算したら今日は何と5000円も使ってしまった。
どうしよう。
これから旅は苦しくなるぞ。
YHに泊まったら、もう野宿はできないんじゃないかな?
野宿は怖くて怖くて…。
もう10時をだいぶ回っていて寝なければならない時間だが、
まだ話している人がいるので当然眠れないのだ。
まぁそれは覚悟をしてきたことなのでいいとして。
とにかくの野宿は怖い。
YHの窓から見た夕焼けはすごく難しかったけれど、
これが野宿だったらと思うと、
野宿した日のことを思い出して、
急に寂寥感が襲ってきた。
しかし旅を続けるには野宿するしかない。
夕食を作っている間ふと思ったが、
街中の野宿だからおっかないのではないか。
これが山の中がどこかで、
人間が全く来ることのない土地である土地で、
あの夕陽を見たならばまた違った感情で見ることができそうな気がした。
1日の終わりとして。
しかし街中では違う。
夕焼けは犯罪の多発する夜のプロローグを如実に物語ってるようにしか
僕には受け止められないのだ。
かといって街中の野宿でテントを張ると言うのも何かと思う。
私はここに泊まっているんだということを人に知らせるようなものだからだ。
自分の外側に1つの膜を作れば外部に対する恐怖は
さらに増すように思えてならない。
反対に山の中であれば1つの家として別の意味を持ってくる。
とにかくキャンプを続けるならば小学校しかない。
道路を歩いているもので鼻の穴はまっくろけです。
野宿をする場所は小学校以外にはない。
それもできるだけ田舎がいいなぁ。
それにしても今後のスリーピングバックをどのように使おうか?
掛け布団とする。
それとも中に入る?
もうそれだけは結構毛だらけだ。
そう久しぶりにYHに留まるような気がします。
昭和57年の正月に高田くんと行った以来でありましょうか。
今日はこの辺のお祭りで打上花火があり、
あんなに側で見たのは初めてでありました。
とにかくド迫力。
光もさることながら音がすごい。
その後はサイクリングで各国を回っているスペイン人アントニオ25歳と
イスパニア辞書を片手に話し合いました。
しかし辞書通じて通じて会話は疲れます。
あっ、外人がいると思って出して話しかけてみようと思い
エクスキューズミーと言ったら、
イングリッシュはダメだと言われてがっかりでした。
しかしそんな事はどうでも良いことなのです。
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